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2007年6月ホカホカ入荷ですたい!
*お好きな順番で画像の上をゴキっゴキっと押っぺしてのぞいて見みみてください。

    ♥♥  二○○七年○六月のもくぢです    ♥♥(最新こねこね時=2007.07.04PM.00.00)

♥ ♥二○○七年○六月の目次
今月のホカホカ
みちばたオーロラ落書き画集『氷塊粉砕具:アイスランドの道ばたアート』(6.29)
ヨオロピヤンまつちよゲイいらすと画集『手荒いホモい』(6.27)
欧米ホラ〜悪場所巡礼記『虫酸が這(は)う:怪奇中毒者用旅行がいど』(6.25)
不ベンリからくり骨董品写真集『大したお道具たち』(6.23)
鳥類とんまコスプレ写真集『バラード夫人のオウムたち』(6.21)
女学生らくがき帳ア-ト『女生徒諸君、名前は誰でもよろし』(6.19)
人造妖精アート写真集『憂鬱な熱帯』(6.17)
北欧都市改造ごっこ写真集『都会のいこい』(6.15)
妄想レコードアート集『まぜくり野郎マイク:妄想魂スーパースターの驚異的栄光』(6.13)
死体なき死体写真集『遺(のこ)されたもの』(6.11)
無鉄砲女性ア〜チスト凶宴作品集『20世紀のツンツン、トロトロ、イケイケ系な女性アーチストたち』(6.09)
写真修行お写真集『アーウィン‐ブルーメンフェルド:オランダ滞在期1918-1936』(6.07)
1960-70年代俗悪表紙イラスト怪作集『メキシコの馬糞紙(ぱるぷ)ア〜ト』(6.05)
トラウマあーちすと回顧展図録『泥ヲトコ:キム‐ジョーンズの征旅』(6.03)
逆美容整形テディベア写真集『くましゃん』(6.01)

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2007年06月29日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

みちばたオーロラ落書き画集

氷塊粉砕具:アイスランドの道ばたアート
....アイスランドと聞くと、以前にご案内しました人外境写真集『マトモでない土地』の表紙画像でも使われていました観光名所の人工温泉露天風呂「青い珊瑚礁(ブルーラグーン)」などから想像されるような、無人島に毛のはえたようなとろろという印象も濃い目ですが、カベをみると落書きをしたくなるのは原始人の時代からどころか人間がまだネコやイヌだった時代からの何かこー、ツオい欲求として脳みそのミゾに刻み込まれている活動欲でもあるのかもしれなくなくないことを今さらながら思い知らされるような切れ味のニブさが持ち味のアイスランド道ばたグラフィテイ落書きアート作品集です。オールカラーで総計1500点(出版社発表)という、ドンブリによそっても7、8杯お代わりできそうなほど大量の、カラフルに発光しながら歪みまくった太い文字や、お絵描きやステッカーや生活標語などの表面的なボキャブラリンだけを、大まかにさっさかさーと眺めると、観光地アイスランドの異国温泉湯けむり旅気分とは日曜日と月曜日ほどにもかけ離れた、英米パンク直輸入っぽいアナアキィ&DIYバンザイな部分ばかりが目鼻にしみてくるような気がしてしまうのですがが、Wyh,Entyc,Surkula,Nores,Noen,Osoma,Starzなどなど名前の読み方さえわからない作者たちの作品を1つ1つヂロヂロゆっくりみていくと、ぱっと見ではただ鈍重なだけのように見えた淀んだ光沢のなかに、おサカナの肌の感触やおサカナの背骨のうごきが徐々に、そして、くっきりと浮かびあがってきて、漁業の町、漁港の町のあんちゃん、ねえちゃんたちが描いたようなサカナあぶらの甘味のする絵だほー、と思ってみていると、落書きされた漁船までが実際に紙面に登場してきて驚かされたりしてしまいます。レイキャヴィークの」「生活アート美術館」で開催され、その後のアイスランド道ばたアートに多大な影響をおよぼしたという、スエーデンの道ばたアーチストアキイズム(Akayism)、アダムス(Adams)、ホテル(Hotel)や、おフランスのビゼー、それになぜかニウヨウクからこの作品集のために作品提供をしたマイケル‐デル‐フェオ(the Flower Guy)などもほんの少々こきまざって、総人口が30万人に少し足りないぐらいというアイスランドきょうわこくの落書きびとたちにフレーフレーと声援をおくっていたりで、ノド自慢やカラオケ大会を見物する気分でたのしめるマイナー地方鉄道旅ちっくな道ばた風流本です。。。???
[記:2007.06.29PM20時30分ごろ]

みちばたオーロラ落書き画集『氷塊粉砕具:アイスランドの道ばたアート
by トーディス‐クラエッソン
発行=2007年、from かりふぉるにや。英語版
大きさ: 本体=24.3x22.5センチ。 重さ=約970ぐらむ。
外見=はあどかば版。カラーいらすと集。220頁。
ど特価: ¥4300
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::落書き大漁節070629


2007年06月27日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

ヨオロピヤンまつちよゲイいらすと画集

手荒いホモい
....人間はサルより毛が3本多いとゆう、何だかわからないような全然わからないような言い回しがありますが、見た目、明らかに、人間としては体毛の毛量が多め、けれどサルよりは毛量少なめのヲトコたちばっかりを描くおフランス‐パリー在住のゲイいらすと画家クサビエ‐ジケルのオールカラー作品集です。ジケルさんはもともと、ピエール‐バルマンやニナ‐リッチなどの洋服ブランド会社でファッションイラストの仕事をしていたという経歴の持ち主。それだけに、いらすとに登場するひとたちの標準的なみてくれが、推定身長190センチ以上、体重80キロ以上、体死亡率10%以下、靴のサイズ16文でブーツ愛好、イレズミは部族柄とむかしの魔法瓶柄、顔は眉太、奥目がち、唇ぽってり、顎がっちり、耳でっか、基本的な雰囲気は限りなく西洋の屋外肉体労働系。それと同時に、フランスの世界的有名なオバさん向けブランドでのお絵描き仕事でつちかったファッションせんすのオバさん的なよさもさりげなくちりばめられ、とは言うものの設定は、ブタ小屋でブタにかこまれてブウブウとか、海辺に打ち上げられたゴミや汚染物質の清爽中にどんぶらことか、いった変則的なものをのぞくと、ミリタリラーあり馬小屋ありガソリンスタンドあり水兵ありアメフトありといった塩梅で、おフランスぢんの大部分が大キライなアメり缶な設定ばっかりが目につきますが、設定はアメりかん系でも、お色気的には、ひとがどんなに大勢のひとたちが混雑しながら接触しあっていてもヨオロッパの欲情個人主義を貫徹するような沈着冷静さが熱狂を上回っている印象もあり。それらもろもろがトロトロに溶け合った本格マニア向け度が高いため、みる側としてはゲイまにあ度が逆に低ければ低いほど、現実感を無視して暴走する純度の高い妄想ファンタヂー世界としてご堪能頂けるかと思います。。???
[記:2007.06.28PM19時25分ごろ]

ヨオロピヤンまつちよゲイいらすと画集『手荒いホモい
by クサビエ‐ジケル
発行=2006年、from べるりん。英語版
大きさ: 本体=21.5x23.0センチ。 重さ=約620ぐらむ。
外見=はあどかば版。カラーいらすと集。90頁。
ど特価: ¥4300
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::多毛人070627


2007年06月25日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

欧米ホラ〜悪場所巡礼記

虫酸が這(は)う:怪奇中毒者用旅行がいど
....旅行がいどブツクには、実際の旅行のおともにどれほど役に立たないかの、いろいろな段階や傾向がありますが、この本は、現地で迷子になった時の純粋な道案内の地図としては全く役に立たない度満点ぎみ、なのですが、目的地にそれぞれをめぐる浪漫ちっくな歴史的背景と、一言も物申さない謎めいた奥さんと著者の2人連れで現地をまわった時のつれづれ紀行が、怪奇ぼきゃべろりんをコテコテに塗り固めた邪悪で愉快な文章で綴られているおかげで、雰囲気におぼれるためや乗り換え待ちの時間つぶし、さらには、自室のおフトンにもぐったままでの妄想旅行などにも、広く好適なご本となっています。取り扱いのヂャンルは、怪奇実話系あんど怪奇小説系、あんど怪奇映画系の3つ、怪奇実話系はロンドン篇とパリ篇にわかれていまして、ロンドンでは悪名の高さで由緒のある残虐刑務所や狂気培養精神病院、猟奇医学博物館、悪魔の床屋、人肉ミートパイの店切り裂きジャック研究者のガイドつあー、スプラッタちっくなロウ人形館、それに墓地や怪奇レストランなどで虫酸を走らせまくり。パリでは、ノートルダム大聖堂で妖怪をみたり、ルーブル美術館で死を主題にした作品ばかりを啄んだりといった裏技も披露しています。文学系は、E.A.ポー、H.P.ラブクラフト、スティーブン‐キングの3人について、たとえばポーの場合なら、生誕100周年を記念して一般公開されるようになった最初の奥さんの実家を使った記念資料保存館や、行きつけの酒場の前の行き倒れで発見された路上、臨終の床になった病院や墓地など、ラブクラフトのばあいなら、ミスカトニック大学のモデルになった大学や、作品中の架空の街インスマウス、ダンウィッチのモデルになった場所や墓地などを這う這う。映画篇では、ゾンビ、サスペリア2、悪魔のいけにえ、ハロウィン、13日の金曜日などの作品にゆかりの土地を、これまた這う這うしていまして、そういえば、元祖スプラッター映画かんとくH.G.ルイスが、お得意の駄文で、本書の序文を執筆もしています。ペラペラ眺めているだけでも、むらむらと読書欲を刺激してくれる食欲増進剤のようなたのしいご本です???
[記:2007.06.25PM23時05分ごろ]

欧米ホラ〜悪場所巡礼記『虫酸が這(は)う:怪奇中毒者用旅行がいど
by レオン‐マーセロ
発行=2006年、from かりふぉるにや。英語版
大きさ: 本体=15.8x23.0センチ。 重さ=約520ぐらむ。
外見=そふとかば版。白黒写真図版いり。380頁。
ど特価: ¥2800
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::悪夢観光がいど070625


2007年06月23日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

不ベンリからくり骨董品写真集

大したお道具たち
....骨董品屋さんでホコリをかぶったまま売れ残っている利用目的も使用方法もわからないガラクタちっくな機械じかけの日用品。大した手間でもないことに、まわりくどい手間をかけて不器用に片付けるために工夫されたようにしか見えないブサイくな小じかけつきの古道具をみると思わずむしゃぶりついてしまう癖にとりつかれ、収集歴30年以上というエゲレス人の著者の、よりぬき不便利ガラクタお写真集です。集められているお道具は、最新のものでは1940年代のあめリ力で発売された宇宙ロケット型のニキビ押しつぶし器なども混じっていますが、おもな陳列品は19世紀中ごろから20世紀はぢめにかけての英国ヴィクトリア女王の時代と、第二次世界大戦前夜との間あたりにつくられたガラクタの山。「ペン先つまみ取り器」「授業中に教師が生徒の注目を集めるためのガラガラ」「折りたたみ式拡声器」「歯車つけ過ぎの鉛筆けずり」「干しブドウの種とり器」「育毛効果のある電動クシ」などなどといった調子で、説明されても意味がわからないものから、ナルヘソと気持ちだけは何となくわかるものまで、発明されると同時に忘れられ消えていったような悲しいガラクタのやまがづらーりと並んでいます。世界ではじめて第一回目の、華やかな水晶宮(クリスタル‐パレス)で有名なロンドン万国博覧会の興奮を、具体的な品物として手にとってみればこんなものだつたのからしなど感慨までも古道具みたいな、1世紀早めな100円ショップ回遊きぶんもありつつで、そしてまた、説明をよまずにお道具の写真だけをながめていると1930年代あたりのボンデージいらすとに登場する妄想SM道具みたいに見えるものが多かったり。なぜかしらん?と思えば、素材が木製と金属と革、機械ぢかけは歯車やゼンマイと簡単な電動ぐらいが精一杯で、おもな動力源を人力まかせにしてあるところの、機械と人間の粗暴な結合ぶり、文字どおりの家事ドレイだった執事さんやメイドさん、召使いさんや主婦さんなどが担当していた細々した仕事を横取りしてネクタイや帽子をひっぱって伸ばしたり、靴底をあっためりするために働かされるプチ機械たちの不器用な仕事っぷりに似つかわし毛な、お工業デザインなどの猿ヂエが顔をのぞかせる前の素朴な作りっぱなしムウドが、何だかSMちっくな連想を刺激してくるようで、石油精製品ばっかりが並ぶ今の100円しょっぴんぐとはまったく次元のちがう風情をどっぷり醸しています。21世紀のいまでは最終的な破局にはまりこんでいる感もつおい公害病あれこれの出発点付近に落ちていた、空まわりする発明欲のカタチを、ぢろぢろ見てあげてください???
[記:2007.06.23PM19時15分ごろ]

不ベンリからくり骨董品写真集『大したお道具たち
by モーリス‐コリンズ
発行=2005年、from えげれす。英語版
大きさ: 本体=16.5x15.0センチ。 重さ=約430ぐらむ。
外見=そふとかば版。カラー写真集。220頁。
ど特価: ¥2500
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::発明狂時代070623


2007年06月21日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

鳥類とんまコスプレ写真集

バラード夫人のオウムたち
....ぢぶんのイエで飼っていたオウムたちに手づくりの衣裳や手づくりの手足をくっつけて、映画やテレビ、オペラなどの名場面や、歴史上の偉人有名人たちのすがたなどを演じむのが趣味。それがこじれて、人間そっくりの衣裳を着たオウムのショウを披露するために、幼稚園や老人ホームの慰問にもいけば、芸能プロダクションや映画テレビへの売り込み営業にまで手を拡げ、手づくり衣裳を着たオウムたちを、ウッディ‐アレンの映画『ブロードウェイのダニー‐ローズ』やテレビ『サタデーナイトライブ』など出演させることに成功、テレビワイドショウでも大反響を巻き起こしたトリさんコスプレの鬼、アルバ‐バラードことバラード夫人のお仕事の残存するオウム写真を寄せ集めた、とってもキメウな作品集です。精神病院の長期滞在者でそれまで15年間しゃべったことがなかった人が、慰問にきたバラード夫人のオウムのコスプレ‐ショウをみたら、狂喜のあまり、しゃべるようになってしまった。とゆーほどにモー烈で愉快なバラード夫人のオウムコスプレショウ。まるでドサ回りの田舎芝居を見ているような、スキだらけでユルユルな心地よさは、どこから来ているのかと思えば、背景づくりと写真撮影を受け持っているバラード夫人の夫の大道具、小道具係としての作業のセンスのよさもありつつ、それ以上に重要そうなのが、バラード夫人てば元々の実家が旅回りの大衆演芸一座で、いわば大衆演劇のプロ中のプロだったことで、みょーな衣裳をつけたオウムが、何とタイニー‐ティムのコスプレをしてつま先立ちでチューリップ畑を歩いていたり、ギンギンのバイクにまたがって映画『イージーライダー』になりきっていたり、ニポンの伝統風衣裳をつけてオペラ蝶々夫人してみたり、歌手ソニーとシェールしてみたり、悪ふざけの限りをつくすたびごとに、ピントが微妙な写真機の遠目ににじんだ記憶のようなフレームのなかで、子ども時代から動物を手なづける能力がバツグンだったというバラード夫人の目の前で何をするのもウレシクてたまらないオウムたちが、似合い過ぎて変なかんじの泥臭い衣裳をつけて立ち尽くしtいる光景の魔薬的なパワーには、誰がその力に抵抗できるというのか心配になりそうなほどです。1994年にバラード夫人が死亡後、写真も16ミリ映画も、手づくりの衣裳も、ほとんど全てが無くなってしまったと思わされたあとに、エリザベス‐テーラーあてに届いたファンレターの入っていた封筒の中から見つかった、ごくごく貴重な残存写真を中心にバラード夫人のオウムコスプレ写真70点を全オールカラーで収録。通常のフリークス写真よりさらにフリーク度が高いのと同時に全編にみながいるシヤワセむうどを満喫してつかあさい ??
[記:2007.06.21PM23時45分ごろ]

鳥類とんまコスプレ写真集『バラード夫人のオウムたち
by 編=アーン‐スヴェンソンン
発行=2005年、from にうようく。英語版
大きさ: 本体=23.0x21.0センチ。 重さ=約430ぐらむ。
外見=はあどかば版。カラー写真集。96頁。
ど特価: ¥2500
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2007年06月19日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

女学生らくがき帳マニア

女生徒諸君、名前は誰でもよろし
....いまは小説家の仕事をしたりしている編者のひとりトリニー‐ダルトンさんがロサンゼル界隈の女学校で非常勤の先生をしていたときに、授業中に生徒たちがこっそり回覧している落書きノートを、はじめは罰のつもりで没収していたのが、いつのまにか落書きノートを集めること自体が面白くなってしまい、気がついたら手元には3年ほどの間に没収した女学生ノートが数百冊も積み重なっていたのだそうな。何の値うちもないのに、とてつもなく貴重なこのコレクションをどうしましょ?というので思い付かれた本書は、没収ノートのうちの特にググっとくるものを選び、選ばれた女学生ノートの現物を原案として、いかにも波長があいそうなソレ系のイラスト家や画家に手渡して、あとは好き勝手に作品にしてもらおうというプロヂェクト。言ってみれば、ナマ女学生の脳の味噌蔵からわきだした手あかや鼻クソをありがたく服用し、内側からもりもりとセーラー服でお仕置き状態になったアーチすとたてのニキビつぶし合戦といった作品集になっています。賛歌アーチストは、マーク‐ライデンなどと並ぶロウブロウあーとの重鎮クレイトン兄弟(Clayton Brothers)やカナダいらすとアートの気孔師マルセル‐ザマ(Marcel Dzama)、ニューヨークロードアイランド周辺のジャンクノイズトランスコエア系脱音楽とも深く連動するペーパー‐ラッド(Paper Rad)、ドロドロ派ウンコいらすと家テイラー・マッキメンス(Taylor Mckimens)、おフランス「最後の絶叫(Le Dernier Cris)」からの作品集も人気のジョナソン‐ローゼン(Jonathon Rosen)など世界の裏街道で活躍する実力派の実力無関係系あーちすと24人。なんでこんな企画でこんなツゴいひとたちが集められたかとゆえば、20世紀最後から21世紀の近頃にかけての北アメりゴ商業誌のなかででいちばんヒネくれて変てこな雑誌『マクスゥーニィの』で知られる「マクスゥーニィの」社がこの本の出版元だからなのですが、そんな二乗は無視して全然かんけーなさ毛な、女学生ならではの脳天気気分を毛穴からどんどん吹き出る老廃物にいたるまでを、わりばしで金魚やどぢょうをすくうような呼吸でぢょうずに作品化したものが多く、装丁もさっぱりとしたノート風。お作品をながめているこちらまでが、女学生になっていくような回春効果の期待できるなかなかたのすーいご本となっています。??
[記:2007.06.19PM19時05分ごろ]

女学生らくがき帳ア-ト『女生徒諸君、名前は誰でもよろし
by 編=トリニー‐ダルトン、リサ‐ウェイグナー
発行=2005年、from あめリ力。英語版
大きさ: 本体=20.3x25.3センチ。 重さ=約430ぐらむ。
外見=そふとかば版(ノート風装丁)。カラーいらすと集。112頁。
ど特価: ¥2900
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::思春期いらすと070619


2007年06月17日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

人造妖精アート写真集

憂鬱な熱帯
....1910年代のおわりごろにエゲレスのコッチングレーという場所で16才と10才の姉妹が引き起こした、ボール紙を切り抜いてこさえたニセモノ妖精お写真集事件をお手本に、21世紀のインチキ妖精照明アートを追求。去年2006年9月から12月までセントルイス現代美術館で開催された同名展覧会の記念図録本です。強力な顕微鏡でのぞいたウィルスを思わせる着ぐるみ衣裳を着用した女性が、アメリカ‐ミズーリやリオ‐デ‐ジャネイロの植物園をはじめ、いくつの名門植物園などの人工的に作られた森や林のなかで、妖精ちゃんゴッコを披露。手こねの妖精だけでなく、お花や草木も、作者ジャナイナ‐チェッペが手びねりしたものが、随所に紛れ込んでいて、時計で計ると針のまわりかたががおかしいよおな時間感覚に包まれているヲンナ、植物、妖精、が、人工と自然という仕切りをのりこえた融合をめざしてもがく、目測による遺伝子操作実験のようで。作者の脳みそのなかでは妖精や植物と、機械仕掛けのマシンとが、同族のものとして扱われている感触があって、植物園のはずなのに、腐ったコンピウタの脳みそをのぞいている雰囲気もももりもり。毛色のちがったビヂアルぴくにっく気分で雨ふらずの梅雨時に妖精の後ろ姿を追い掛けて走ってみてはいかがでがんしよ??
[記:2007.06.17PM23時40分ごろ]

人造妖精アート写真集『憂鬱な熱帯
Melantropics by akay & peter
by ジャナイナ‐チェッペ
Janaina Tschape MELANTROPICS
発行=2007年、from せんとるいす。英語版
大きさ: 本体=19.2x16.5センチ(横長さいず)。 重さ=約215ぐらむ強。
外見=そふとかば版。カラー写真集。64頁。
ど特価: ¥3200
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::ドンヂャラホイ070617


2007年06月15日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

北欧都市改造ごっこ写真集

都会のいこい
....性解放先進国の北欧スエーデンは、おウチの中ばかりが家具やオーディオなどの夜の小道具で充実し過ぎているからという理由では全然なさ毛ですが、とにもかくにも、野外でみんなで楽しめる飛び切りアホみたいな無意味企画を空想したら、実地に移さずにはいられないのが、なんだかまるでバンクシーみたいな名前のバースキィ兄弟ことエーケーとピーター。2人がスエーデン各地で2003年から2006年にかけて法令遵守で絶対につかまらないという大方針を掲げて精力的に展開した、許可証もスポンサーも一切なしの街角ハチャメチャ娯楽実験の数々の記録お写真集です。「運輸の島」は、2本の高速道路のまん中にある岩場の上にスエーデンの夏期休暇用の別荘風の小屋をほったてて住み着いた時の記録。「動物園」は、図書館のどうぶつ本の写真を投影して切り抜いたベニヤ板をシルエット風に黒く塗ったものを、廃駅の周辺に放し飼いにした時の記録。「観光客」は、写真機のファインダーをのぞきこんで写真を撮ろうとしている観光客の等身大の写真を街角の壁にプリントして、その写真に反応する道行くひとびとの反応をたのしみ、さらに、それを写真に撮ってもう1度たのしむヘソ曲がり企画。「街のスイング」は、スエーデンの街角に、拾いものと縄で作ったブランコを65ケ所に設置し、通りすがりのひとたちに好き勝手に遊んでもらったもの。などといった調子で合計13の実際に行われた北欧式、都会のレクリエーションたいむ&すぺーすを追体験することがでけます。レクリエーションの内容は、説明文のところを読んでみてようやく納得がいくようなものも多めですが、逆にレクリエーションはひとまづ抜きにしてただ眺めてみれば、今度は、スエーデンの珍観光名所漫遊気分にどっぷりと浸ることも可能。1册で何度もおいしい手ごわいお写真集です??
[記:2007.06.15PM22時30分ごろ]

北欧都市改造ごっこ写真集『都会のいこい
by エーケー&ピーター=バースキィ兄弟
発行=2006年、from スエーデン。英語版
大きさ: 本体=24.0x16.5センチ(横長さいず)。 重さ=約760ぐらむ強。
外見=はあどかば版。カラー写真集。192頁。
ど特価: ¥5400
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
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2007年06月13日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

妄想レコードアート集

まぜくり野郎マイク:妄想魂スーパースターの驚異的栄光
....夜はディスクジョッキー、昼は犯罪調査員で中古レコード集めが趣味の著者が近所のフリーマーケットでみつけた謎のソウル歌手まぜくり野郎マイク。音楽マニアを自認する著者もまったく聞き覚えのない名前なのに、裏ジャケットの紹介文には1960年代末ごろの大人気歌手のように記されていて、よくみればジャケットは段ボール製で、絵もその他の文章もすべて手がき。不審に思いながら、検盤のために取り出してみたレコード盤までが、まさかの段ボール製で、レーベルも何もがこれまた手書き。そんな不思議なLPレコードをその場でいっぺんに40枚近くも発見してまとめて購入したことから、同じレコード中毒仲間のホーム頁で早速に話題が大沸騰。まぜくり野郎マイクって一体全体、ということで、日頃の探偵仕事でつちかつた調査力をたよりにまぜくり野郎マイクその人を発見。本人や兄弟などの証言をもとに、もんだいのレコードは35年前ごろから作り続けていた純粋な妄想の産物であることや、ビンボーで毎月の支払いが出来なくて滞納金の肩代わりに差し押さえられてしまった普通のレコードのコレクションに混じって、本人の意志や希望とはまったく無関係に妄想レコードがフリーマーケットまで流れていったことをはじめ、まぜくり野郎誕生以前から以後までの現実のプライベート生活と妄想スーパースターの軌跡をほじくりかえしつつ、アウトサイダーアートのお宝としても申し分のない、架空歌手まぜくり野郎マイクの奇跡のレコード群を、ほとんどオールカラー図版あんどちょっと単色図版で順繰りに拝観できるようになっています。 その点数は、全部あわせるとLPレコードだけで50枚、少なく見ても同じく50枚以上は確実にあったシングル盤、8トラテープなど。どれも詳細なライナーノートや歌詞カードなども完備し、内袋はスーパーのビニール袋の丹念な貼り直しで、ジャケットにわざわざシュリンクラップまでかけてあることも珍しくなく、売るつもりでもないのに値札シールもついていたり、カタログナンバーもついていたり。同じ時代に店頭に並んでいた通常のレコードと見比べても、本物以上に本物と言われるほどのしっかりとした完成度。作った曲は4000曲を超え、レコードに収録されているのはその内のごく一部。通常のLPアルバムの他に、海外ライブ盤やクリスマスや建国200年などイベントにあわせた企画盤やインスト盤、難病救済資金のための募金アルバムやブルース‐リーに捧げるトリビュートからベスト盤まで。さらに、主演・監督した映画が9本あって、そのサントラ盤。さらにはプロヂューサーとして、スカウトの段階から曲づくりまですべてを1人で完成した、自分以外の歌手のアルバムまで。妄想人気の超売れっ子歌手にふさわしく思い付く限りのあらゆるレコード企画がすべて段ボールあんど手描きで実現されてい、素朴風でありながら人物のリズミかるな動きをイキイキつかまえる的確な描写力に支えられた味わい深く変てこなジャケットアートを通じて、読者の脳みそステージにドライアイスのけむりとともにせりあがってくる、まぜくり野郎マイクの妄想歌手生活35年。音楽ファン、レコードマニア、芸能好き、アウトサイダーアート愛好家など、どんな方向からあおぎみても、いかにもありそうでいて、これほどハッキリとその実在が確認されたことは珍しい妄想スーパー歌手の全貌を、この作品集を片手にぢぶんで激しく妄想してみてください??
[記:2007.06.13PM23時05分ごろ]

妄想レコードアート集『まぜくり野郎マイク:妄想魂スーパースターの驚異的栄光
by ドリ‐ヘイダー
発行=2007年、from にうようく。英語版
大きさ: 本体=23.0x24.0センチ。 重さ=約700ぐらむ強。
外見=そふとかば版。カラー図版満載。192頁。
ど特価: ¥3800
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::マニアレコード070613


2007年06月11日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

死体なき死体写真集

遺(のこ)されたもの
....「古きよき時代のアメり力」とゆう救われようのない妄想のマユでぐるぐるにくるまれた通俗画家ノーマン‐ロックウエルのお絵描きにでてくるような大邸宅に暮らす白人ちうりゅう階級の四世代同居家族が、内破によって銘々が内側から崩れ落ちていく光景を架空ドキュメントしたドラマチークな美麗ブキミお写真集です。女性写真家アンジェラ‐シュトラスハイムが、はじめて屍体をみたのは9才のとき。人造湖建設のために住民全員が典拠させられた幽霊町をうろちょろしている時に、少年の変死体を目撃してしまったのだという。この時のショックとどのような無関係があるのかないのか、やがてオトナになり、メディアアート論とゆーちょっと相当におもしろくなさそうな勉強をして大学を卒業したあと、法医学写真専門の写真事務所で技能認定を受け、完全なプロとして、変死体安置所や殺人事件現場での鑑識用の屍体写真の撮影を、数年にわたって本業にすることに。仕事柄、むやみに沢山の変死体を前に写真のシャッターを切り続けることで、屍体への恐怖感や不安感に対してスイッチを切ることをおぼえたのだそな。さらに、法医学写真家をやめたあと別の大学(エール大学)にも一度再入学をして、グレゴリー‐クリュードソンやフィリップ・ロルカ・デコルシアらライティングや色彩の効果について格別ウルサいので有名な人気写真家たちのもとで写真のベンキョーをしなおしたとゆー経歴のひとで、この写真集は、去年2006年の10-12月のあいだグリンネル大学のロールコナー画廊で開催した初めての個展『遺(のこ)されたもの』の記念出版になるもの。美的なコーフン度という意味ではカスそのものなアメり力風郊外生活だけに執着した画家エドワード‐ホッパーの世界をヒッチコックがスリラー映画化したものを、撮影監督にグレゴリー‐クリュードソンをむかえ、デビッド‐リンチが監督した映画とゆーのが仮にあるとしたらその1コマみたい(フェニックス紙より超誤訳)と言われたりするような作風で、ヒトもうらやむような宏壮でゴージャスで質素でもある大邸宅の住人として、老夫婦とその息子らしき中年男性、中年男性の娘らしい若い女性たちと、女性の子どもらしき子どもたちや、もっと小さな子どもなどが、不安、恐怖、ぜつぼー、かなしみ、暴力しょーどー、希死念虜、るんるん、など、栄養の満ち足りた血色のよい顔に、根が恥部よりな表情をたたえて画面に登場してくるのですが、そんな登場人物のなかに撮影者アンジェラ‐シュトラスハイムの実際の家族が混じっていて、しかも撮影場所じたいも、シュトラスハイムのおウチを使ったりしています、というので2度びっくり。いまも生きているヒトといまは死んでいるヒトの両方を、同時に気配としてつかまえて、ひとつの屋内写真のなかに、押し込めていくアンジェラさんの作品はhttp://www.marvelligallery.com/exhLeftBehind.htmlでも一部御覧いただけますが、もっとキチンとみてみたくなった方は是非当店までどどどーぞ。
[記:2007.06.11PM22時45分ごろ]

死体なき死体写真集『遺(のこ)されたもの

Angela Strassheim:Left Behind by アンジェラ‐シュトラスハイム
発行=2007年、from アイオワ。英語版
大きさ: 本体=24.8x29.8センチ。 重さ=約600ぐらむ強。
外見=はあどかば版。カラー写真集。60頁。
ど特価: ¥3200
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::法医学夜話070611


2007年06月10日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

無鉄砲女性ア〜チスト凶宴作品集

20世紀のツンツン、トロトロ、イケイケ系な女性アーチストたち
....英和辞典をのぞいてみると、無教養やお下劣が、ロウブロウという言葉の意味。それお帽子にして皮かぶったロウブロウアートとゆーイラストお絵描きアートのジャンルは、一般的には1980年代のロサンゼルスから登場し、漫画・オモチャ・音楽などのチンネルを経由して、いまどきニポンのヤングい世代のおサイフや銀行つーちょうからお金を吸い取る産業などにまで不透明な御利益を恵んであげたりまでしているわけですが、ロウブロウアート誕生にたどりつくまでの流れを思いきり遡ったうえで、無教養でお下劣なロウブロウアートの女性アーチストにとってのお値うちを、あらためて体重測定してみた女性ア〜チスト凶宴作品集です。著者の見立てによれば、そもそものロウブロウアートの原点は、第二次大戦中のアメり力の爆撃機に描かれたセクシー女性や漫画キャラクターたちのイラストだったのだそうな。それが第二次大戦後の1940年代後半から50年代には、自動車の鈑金屋や改造自動車野郎(ホットロッダー)たちのイラスト塗装へと受け継がれ、ラット‐フィンクのどえらい父ちゃんエド‐ロスやヴォン‐ダッチなどの左甚五郎的アイドルを産みだしつつ、60年代のヒッピー‐アングラ系から登場したロバート‐ウィリアムスによって知覚の扉が拡大された時点までの流れを、ヲトコとヲンナをふりわけるメガネでみてみると、ロウブロウアート誕生にいたる妊娠期間のほとんどは、ヲトコたちの欲望が暴走しているだけの状態だっただろお、そして、そこに、本書で紹介している女性アーチストたちが銘々に誇示しているようなヲンナたちの欲望が合流していったときに、はじめてロウブロウアートとゆージャンルが確立され、80年代後半以降から21世紀のいまにまでつながるロウブロウアート全盛期に一気に突入していったのですよー、という見取り図が示されているようでもありますが、それはそれとしてさて置いておいても、収録されている合計19人の女性ア〜チスト様様の、色あいも何もかもとりどりな、女体賛美、ヲンナ賛美のお絵描きを、オールカラーで盛りもりと楽しむことができるお作品集です。
ご参考まで登場する女性ア〜チストを羅列しておきますと、アメり力の田舎の飲み屋のカウンター台の上で踊るゴーゴーガール風情のピンナップアーチストクリスティーヌ‐カラス(Christine Karas)。ピストロを握るセクシィぎやる好きで自作を「サイコポップアート」と語るノーウェーブロックバンド「デストロイオールモンスターズ」のナイアガラことヘイゼル‐キャロ(Niagara/Hazel Caro)。作品の制作時間を極限まで圧縮したいと四角四面に語り、女性器の描き方を忘れて迷子になったジュディ‐シカゴを思わせるスザンナ‐ウィリアムス。1950年代の俗悪ミステリーペーパーバックの表紙絵をお手本に、ありえないほど裏町人生にハマった自分にうっとり酔い痴れる肉感的な勘違いヲンナの理想像を探究するシャロン‐レオン(Sharon Leong)。1960年代にマテル社が発売した小さなお人形リドルキドル(Liddle-Kiddle)がセクシーでやり手で売れっ子の、ツンツン、トロトロ、イケイケ女性アーチストをしています、みたいな設定の、コドモヲトナもでるの完成した塗り絵風ピンナップで踏み付けまくるリサ‐ペトルッチ(Lisa Petrucci)。お人形も植木鉢も何もかもがビニールかセルロイドでできているオモチャ部屋が真夜中に月光酔いで溶けはじめたようなアネット‐ハッセル(Annette Hassel)。100年もそれ以上もむかしの南洋帰りの水夫がおみやげ代わりに入れていたイレズミの柄をチベット風味やメキシコ風味で味付けしたジャニー‐ビュイク(Junny Buick)。1970年代テレビのアイドルスターやキャラクターと西洋美術の巨匠作品を乱交させるイザベル‐サマラス(Isabel Samaras)。ポッチャリ女性とフリークスをほこほこタッチで描くイレズミ師アンドレア‐タッカー(Andrea Tcuker)。使い古されたボーリング用のピンに描くセクシーギャル絵で知られるカーステン‐イーストホープ(Kirsten Easthope)。自慢の肺活量と深海中でも濁らない強い動体視力を武器に、ジョー‐コールマン好みなヅンドコ暗黒街漂流男女の性愛風景の深海へすいすい心地よく潜水していくルイーザ‐グリーンストック(Louisa Greenstock)。ホワイト‐ゾンビーの舞台衣裳や映画の衣裳などを手掛けてきた洋服デザイン会社Viva Rebeccaの代表で、SFボンデージ版の美女と野獣、女王さまとバケモノM男のやりとりをエロ笑いちっくに描くレベッカ‐セブン(Rebecca Seven)。花に埋もれた棺桶のなかでうつぶせに横たえられているイレズミ人種の背中を画布代わりに描いた激情的暴力事件の現場を思わせるバイオレントな遺言絵師ドラゴン・フライ(Dragon Fly)は、このご案内ワクまん中あたりの右寄りの1壱に挿入した絵の作者。ヲトコに横取りされたヲンナのセクシー美をヲンナによるヲンナのために奪回するためのヨジレた闘争宣言イラスト家イシス‐ロドリゲス(Isis Rodriguez)は、コノご案内枠の左上に挿入した絵の作者。作品集『ぜんぶ這這(はうはう)』が当店のお客ちゃまにも大好評なゴスロリ球体関節人形見世物小屋アーチスエリザベス‐マクグレイス(Elizabeth McGrath)。廃屋から持ち帰っきたドアの板を画布にして、悪魔のサバトで炎をかこむ男女の肖像を描くステーシィ‐ランド(Stacy Lande)など。全部で19人それぞれに10点前後の作品と作者の肖像写真とがオールカラーで掲載されていて、見応えは意外なほどにたっぷり。本業はイレズミの彫師という作者も多くて、イレズミを無教養(ロウブロウ)アートとゆー角度から見直してみる糸口のほつれ目としてもとっても結構だったりするのはさておいておいても、見どころありすぎで説明に困るようなゼータクで、意外にお品もよろし毛なお下劣(ロウブロウ)アート凶宴作品集です。??。
[記:2007.06.10PM23時00分ごろ]

無鉄砲女性ア〜チスト凶宴作品集『20世紀のツンツン、トロトロ、イケイケ系な女性アーチストたち
by 編=シェリー‐カリソン
発行=2003年、from ペンシルバニヤ。英語版
大きさ: 本体=22.0x28.8センチ。 重さ=約1.1きろぐらむ以上。
外見=はあどかば版。カラー画集。160頁。
ど特価: ¥5800
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::女権拡張070609


2007年06月07日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

写真修行お写真集

アーウィン‐ブルーメンフェルド:オランダ滞在期1918-1936
....1940年代のアベリカでセシル‐ビートンやマン‐レイと人気を競った有名ファッション写真家として知られているにもかかわらず、ファッション写真といえるファッション写真は4枚ぐらいしか撮影していない。ていう伝説があるぐらいにヒトの目線をぐいぐい吸い寄せて話さないカーマスートラ的お写真テクニック技巧派お写真家アーウィン‐ブルーメンフェルドがはなばなしーいパリでの活躍をはじめる直前までの、従来ほとんど無視されてきたオランダ在住時代の作品に焦点をしぼって開催されたオランダ‐ハーグの写真美術館での同名展の記念出版作品集です。オランダ時代については、ブルーメンフェルド当人が、自伝のなかでとってもおもしろくなさそうに軽くしか触れていなかったことと、1932年に開いた初めての個展の評判が当時あまりにもパッとしなかったなどから、これまで見過ごされてきたらしく、これほどまとまった形の展覧会も写真集も今回がはじめてなのだそおな。ドイツ‐ベルリンの裕福なユタヤ人家庭に生まれたものの、16才の年に父親が発狂死してから働きにでた洋服販売業の方面で、雇われてお店で帳簿係をしたり、自分で皮製品のお店を開いてみたりするかたわらで、当時ブウムのまっさい中だったベルリンのダダ運動とびみよに周波数を重ねつつスレつつ制作された合計150点前後にのぼるドローイングとコラーヂュ作品もお部屋のどこかに積み重なりつつ、そのまた一方で、たまったいった使用済みのフィルム缶と印画紙のクズの山のなかに、ブルーメンフェルドさんがまさぐり、探し当てたものが何だったのか?マネキン人形を使っての照明レッスンに続いて、ニキビをえぐった跡の穴ぼこやホクロがかすかに目につく若い女性たちの肖像。次ぎに老婆たちの肖像。そして、二重焼きで重ねられたヒトラーの肖像と髑髏。という展開もあれば、1933年の第2回目の個展「女たちの頭」展に出品されたものらしい、白眼に浮いた血管がはっきりわかるほど目とまぶた、眼輪筋や眼窩などにへの異常なほどの集中ぶりや、ぼさぼさ髪への偏愛などがちらつく女性たちの肖像シリーズもあれば、参考風に、素人まるだしとけなされた1932年の第1回目の個展の時期の風景写真参考風にコラージュ作品や、マンレイ作品などとのソラリゼーションの比較対照も多少あり。といった具合で収録作品は多彩すぎるほど多彩ぎみですが、写真機をとおしてヒトの顔をジロジロジロひつこく見過ぎているときに写真の画面の中と外でどんな出来事が発生しているのかいないのかが木になって、繰り返しみてみたくなりそなお写真集です??。
[記:2007.06.07PM23時00分ごろ]

写真修行お写真集『アーウィン‐ブルーメンフェルド:オランダ滞在期1918-1936
Erwin Blumenfeld: His Dutch Years 1918-1936
by 編=ヴィム‐バン‐シンデレン
発行=2007年、from オランダ。英語版
大きさ: 本体=21.7x28.0センチ。 重さ=約700ぐらむ。
外見=そふとかば版。シロクロ写真集。(カラー図版あり)164頁。
ど特価: ¥5000
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::阿蘭陀写真070607


2007年06月05日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

1960-70年代俗悪表紙イラスト怪作集

メキシコの馬糞紙(ぱるぷ)ア〜ト
....聖母崇拝とヒゲおやじバンサイ主義、ガイコツ信仰と太陽信仰、などという両立不可能なはずの世界観があっけらかんと仲良く喧嘩しまくるメキシコ製ゴミくず映画の怪体なイヤンばかばかしさについては、たとえ知らなくても知っているフリぐらいしておかないと恥かしい気分ですが、海外まで流出する機会がありえないくらいにバカバカしいメキシコの駄本、それも世界ぢゅうをゲバゲバ&ハレンチ&ナンセンスの異義なし旗が覆い尽していた1960-70年代初期のメキシコの三流俗悪ミステリ本の、ど腐れ表紙イラストばっかりを集めた悲惨コレクション本です。血みどろ死体写真を売り物にした夕刊新聞が飛ぶように売れるカラムーチョな土地柄だけに、三流俗悪ミステリ雑誌の表紙も、寄り目がおそろしく魅力的な巨大女性をめぐる小人男性2人の有り得ないのにありそうな三角関係だとか、目玉をひんむき口をひらき悩みが多そうなヲトコの顔が幹にとりついた人面木たちに教われ逃げまどう背広男性だとか、弁髪のアジア系男女を蹴散らす火を吹く赤い怪物とか、浮気の真っ最中にドアを開けて帰ってきた恋人はゴリラだったとか、道のまん中で巨大アリの大群に教われ、思わず衣服を脱ぎ捨てて、巨大アリにワキの下を舐めさせているオトコとか、いった調子で、次々に繰り出される、読者の冷静な判断力を破壊するためのアコギでお間抜けな不意打ちアイデアの数々のつるべ打ちが、毒々しい色彩に背中をどつかれながら、これでもかこれでもかとエクトプラズム式に実体化されていきます。欧米系の馬糞紙(ぱるぷ)ア〜トとくらべると露骨に目につく絵の具や絵筆の種類の少なさが、メキシコならではのビンボーむうどをシブーく盛り下げています。さらに、ほとんどの表紙絵から、本のタイトルを記したロゴ文字の部分が消されているために、どれもこれも思いっきり間延びしきった絵の構図は、出前が遅れて伸び切ってしまったラーメンのよう。全体的にはホラー色強めとはいうもののUFOも飛べば小人や透明人間、ゾンビや覆面プロレスラや原始人、狼男や吸血鬼や死神や気狂い科学者や金髪女性などなどもざらざらと登場する具だくさんのおかげもあって、駄菓子屋さん感覚全開のおマヌケ本となっているようです
[記:2007.06.05PM23時00分ごろ]

1960-70年代俗悪表紙イラスト怪作集『メキシコの馬糞紙(ぱるぷ)ア〜ト
by ボベッテ‐アクセルロッド、テッド・フラケル
発行=2007年、from ろさんぜるす。英語版
大きさ: 本体=13.8x20.2センチ。 重さ=約270ぐらむ。
外見=そふとかば版。カラーいらすと集。144頁。
ど特価: ¥2500
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::俗悪幼稚天国070605


2007年06月03日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

トラウマあーちすと回顧展図録

泥ヲトコ:キム‐ジョーンズの征旅
..映画『悪魔のいけにえ』のガイコツおジイさんが骨で作ったような木の束を背負い、アタマにはパンスト、全身はドロまみれ。どこから飛んできたのか電信柱のてっぺん近くにしがみついて、無言でいつまでもジィっとしている怪人・泥ヲトコことキム‐ジョーンズさん。といへば、そーです、そです、かれこれ20年近く前に出版されていまだに超ロンぐセーラーむぅんとなっているゴミくず毒電波系カルチヤのグランドぜろ的悪書『黙示録の文化(あぽかりぷす・かるちゃー)』に収録された数々の異常図版のなかでも特に強烈な異次元への強制送還パワハで読者をくらくらさせてくれたアノ、あの泥ヲトコです。本書は去年(2006)から今年(2007)にかけて開催&巡回中の「キム‐ジョーンズ回顧展」を記念して出版された、活動開始後およそ40年目で初めての研究&図録本なのでです。7才のときにペルテス病とゆう太ももの付け根と股関節周辺の難病をわずらい、10才までの3年間は車イスにのって養護学校通い。デヅニ一アニメやフラッシュゴードンなどの漫画、GIジョ一ごっこなどで独り遊びをするだけでなく、このころから早くも、戦争画を描くのが大好きで、それが後の作品にも直結していること。23才で海ヘー鯛に入り1967-68年にはベトナムで郵便配達ヘーとして従ぐん、無事に生還はしたものの、精神医療の専門家のあいだでさえまだ公式に認知されていなかったPTSD症状に悩まされる典型的なヴェトナム帰還兵になっていたこと。それゆへに、街頭や地下鉄の車両などをぶらぶら歩き、声をかけられると真面目な受け答えをしようとしたりする泥ヲトコには、ヴェトナム帰還兵が感じる世間とのへだたり感が背負わせているとゆう面も確実になくなくはないとゆうこと。木や針金やセラックニスなどで汲み上げられ、体外に飛び出した骨正月のようなかたちの、泥ヲトコのせおっているアバラ骨組は、ジョーンズさんが香港でみたという竹製の絞首台がヒントになっていること。ヴェトナム出張中のヘータイたちがヒマつぶしとして日常的にしていたのとまったく同じに、ネズミに燃料をかけて生きたまま炎上させるという悪行を大学の画廊のなかで実演し、有名美術雑誌紙上で「アートではなく目立ちたいだけのビョーキ」とボロかすに叩かれて、アート業界から長年に渡って黙殺される原因となったパフオマンス「作品ネズミ(1976)」と、ネズミとの自己同一化癖のこと。ジョーンズさんのオジイさんは、母方&父方とも第一次世界大戦に出征して、母方のジイちゃんは毒ガスでやられ帰還後に8人の男になぶり殺しにされ、父方のヂイちゃんは戦地で運転していた弾薬運搬車両の爆発で、両手両足が吹き飛ばされてしまったこと。など、泥ヲトコにギョギョッとするためには知らなくても知っていてもどちらでもよい衝撃事実があちこちに披露されているだけでなく、泥ヲトコ実演中の写真を土台にしてもっとガンジガラメを写真の上に手描きが書き足したコラーヂュぽい作品や、泥ヲトコ誕生以前の春泥ヲトコ期の作品、戦場の作戦地図の延長でありつつ背中の木製納骨堂のカタチにも通じている戦争画、ヒトとドウブツと植物の乱交状態を描いた絵などの図版もこまめに収録sれています。現代あべリ力芸術史の外壁の外側にぺったんぺったん刻印されながら、これまでは目かくし布で覆われていたキム‐ジョーンズさんさんの黒い足あとに刻みつけられた運命線や生命線に天眼鏡をあてて、救いや答えを指し示すことは絶対にしまへんぞへ、という不屈の決意の行く末を見届けてみてくださみ??。。
[記:2007.06.03PM22時10分ごろ]

トラウマあーちすと回顧展図録『泥ヲトコ:キム‐ジョーンズの征旅
by サンドラ‐ファーミン、ジュリー・ジョイス
発行=2007年、from まさちうせっつ。英語版
大きさ: 本体=20.5x26.7センチ。 重さ=約690ぐらむ。
外見=そふとかば版。カラー&白黒図版豊富。160頁。
ど特価: ¥3000
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::アート未帰還兵070603


2007年06月01日のあれやこれや。

    ★今日のメニウ‐その2    

美容整形テディベア写真集

くましゃん
..よのなかには、フンドシや靴下のように中と外を裏返しにしても気がつかれもしないものと、無闇に裏返さないほうがよさ毛なナマコやイソギンチャクの体のようなものがありますが、本書は、全身を裏返しにされたテディベアのヌイグルミだけが最初から最後まで何個も何個もづらづららーと並ぶどヘンタイちっくなヌイグルミお写真集です。テディベアをナイフで切り裂いて表面を剥ぎ、ハラワタを一度とりだすと、剥いだ皮の外と中を裏返しにしておいて、取り出したハラワタを、その裏返しになった中にいれてから再び縫い付ける。とゆうたような非情にサヂスチッコロな外科手術風の方法で製造された、皮膚と内臓が裏返しになったアベコベ‐テディベアたち、ノックアウト‐テディベアたちが次々にあらわれては、ワチニンコしていきます。皮膚と内臓が裏返しにされてしまっているとは言っても、しょせんはヌイグルミなのだから、と思っていると実にエラいことで、ニンゲンのハラワタが皮膚の外に多少ハミでてしまった状態にも負けず劣らずといってよいのか悪いのか、衝撃度の高いトラウマ系お写真集に出来上がっているのでした。 ヒトのもっている皮膚感覚や触感を考えにいれて作ってあるヌイグルミのお肌が裏返されて外から見なくなっている代わりに、ヒトの目にも肌にも触れることを想定していなかった布地の元の裏側が外へと露出することから生うまれる気持ちのワルさ。手足や頭、胴体などの部品をつなげていくための余白ののりしろが、裏返ったときの、巨大な傷跡のような痛々しさ。それまでは体内に隠れていて見えなかった余分な縫い糸がうねりながら垂れ下がり、ズボラに切断された太い神経や血管のような乱脈ぶりを無言で誇示するブキミさ。レントゲン写真では素通りして写すことができないテディベアのカワピピおすがたのカラダのなかを、これほどの強引さでさらけだしてみせようとする作者の悪趣味ぶりに、思いきり神経のヘビうろこを逆撫でされた気分にならずにはいられないのと同時に、カワいさとつがいになってカワイさを生み出すために欠かせない裏返しのカワいさにむかって、ドバドバと降り注がれている作者のラブー、カワいくなさへの発情ぶりが、空回り気味にびみょうな発熱もともないつつ屈折しすぎながら伝わってもきたりで、並み大抵のニンゲンの屍体お写真や奇形お写真よりも、ももっと割り切れない後味の残るモンダイ写真集ぽいです。。??
[記:2007.06.01PM22時45分ごろ]

逆美容整形テディベア写真集『くましゃん
by ケント‐ロゴースキー
発行=2007年、from にうようく。英語版
大きさ: 本体=21.0x26.1センチ。 重さ=約530ぐらむ。
外見=はあどかば版。カラー写真集。96頁。
ど特価: ¥5200
お問合せ先: dobunko@excite.co.jp
お問合せ番号::逆ぬいぐるみ070601


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